本編
はじめに
はじめましての方ははじめまして。
そうでない方は、おう、また会ったな。
そぶにあと申します。
この記事は、私が動画制作を担当した「枕がデカすぎルマ」編集後記となります。
拙い部分もあるかと思いますが、せっかくなら最後まで読んでいただけると幸いです。
きっかけとか、作るに至った経緯
この動画は弁財天さんと私との2人合作になっています。
きっかけとしては、僕の鍵垢での投稿に弁財天さんが気付いてくれたって感じでしたね。
また、音声は半月くらい前に弁財天さんがTwitterにあげてた動画が元になってます。
年始に作った「枕がデカすぎルマ」 pic.twitter.com/5Ux584SsVo
— 弁財天 (@BENZAITENmad) 2024年3月15日
これの存在に気付いた時は、「個人作の音作ったし、動画やるか~~~」くらいの時だったんですが、音声聞いた瞬間あまりにも映像化した過ぎたので制作に名乗り出たって感じです。
この場をお借りして、改めて感謝を。
神音声のおかげで楽しく映像作れました。
そもそもブルアカって?
ニコ動版のコメントを見ていると、どうやらブルアカをやったことがない人が一定数いるようなので、まずはブルアカについて軽く触れておこうと思います。
ブルーアーカイブは、NEXON Games社が開発、Yostar社が運営している、「学園×青春×物語RPG」をテーマに作られたスマートフォン向けのソシャゲです。
プレイヤーは「先生」となり、多くの「生徒」達と関わりながら、日常に潜む奇跡を探していく。大まかそんな感じのゲームになってます。
特にこのゲームは基本プレイ無料のゲームとは思えないほどにストーリーの作り込みが良く、一言で言い表すなら
「真っ青な快晴、時々雷雨直前の激曇り、ところにより情報量の洪水」
と言ったところでしょうか。
ナメてかかると痛い目を見るほど真っ青な青春の物語です。未プレイ先生たちは丁度動画投稿日に放送が始まったアニメからでもいいから触れてみてね。
特に弁財天。
弁財天さんはブル赤司リーズやMMDにまで手を出してるのにブルアカミリ知らなんですから、真っ先にやるべきはあなたですあなた。あなた以外にありませんと言っても過言ではないですよほんとに。メールアドレスが余っていれば「弁財天はブルアカをやれBot」を作るというのに…そもそもブルアカアングラ知識がそれなりにある上にそれがある意味ブルアカの全てみたいな風潮がプレイヤー間にもあるのも問題なんですよ、アングラだけがブルアカのすべてじゃないんですよ?やはり弁財天さんは早急にブルアカを始めたほうがいい。いや始めるべきだ。なんでそんな頑なにブルアカをやろうとしないんだ。1度始めてしまえばいくらでも沼にハマる手伝いはするというのに…
使用ソフト
失礼、話が逸れました。
今回の制作に使用したソフトは3つです。
AfterEffects
今回の編集作業のすべてを担っているソフトです。
言わずと知れた有料映像編集ソフトですね。
Stable Diffusion
僕は呪文画像生成AIガチアンチなので、呪文生成機能は一切使いたくないし使ってないです。
Stable Diffusionは画質向上のアップコンバートのためだけに使っています。
なんとなくReal-ESRGANよりも綺麗にアプコン出来る気がする。
意味わからんくらい画質良いのはこいつが原因です。
Real-ESRGAN-GUI
Stable Diffusionでは透過画像の拡大が上手くいかなかったので、既に透過してある素材はこっちで拡大してます。
シーン別の解説
1 | 導入~1番入る直前
イキスギィ!枕がデカすぎます!
初っ端からこんな音声をぶっこんでくるとは…
しかもこんなカスみたいな始まり方なのに語呂が死ぬほど良い。これは活かすしかねえ!
というわけで、動画序盤から画面をごちゃごちゃさせていこう!という方針が固まりました。
ちなみに完成版の映像の冒頭リスペクトは弁財天さんが試作していた映像です。
元々あった文字配置の良さを活かしたかったので、ごちゃついた画になる以上、そこにつながる部分は多少ゴチャっていないと情報量の変化が不自然になります。
そのため、序盤からかっ飛ばしてガッツリ情報量を盛ったいうわけです。
ちなみに最初進捗でこのシーン送った時はもっと散らかってたんですが、ごちゃつきすぎだからもう少し抑えてほしいと言われて今の形になりました。
あとTwitterにも投稿しましたが、ゲームプレイ勢としてのせめてもの抵抗でゲーム本編要素を盛り込んでいます。
ちなみに、この映像に出てくるアリスの立ち絵は全部BPMに合わせて少し上下に動いて呼吸してます。
この呼吸演出があるだけでキャラに魂が宿ります。
みまらかさんも言ってました。
ブルアカ本編リスペクト要素ですね。
さて。
画面の詰め込み具合の情報的には視覚情報が減りましたが、アリスの後ろでイキスギアリスが主旋律に合わせて左右反転してます。
つまり、
静止画的情報量→動画的情報量
という風に情報量の種類が遷移しています。
そのため、シーンチェンジ直後に画面下の文字をぴょんぴょん動かしてしまうと情報量が増えすぎてしまい、不自然に見えると感じました。
なので最初は横に揺らすにとどめ、1小節が過ぎたら跳ねさせるようにしています。
これは…ほら…
回したらとりあえず面白いかな…ってさ…?
2 | 1番前半
動画全体を通して情報量の嵐にしても良かったのですが、単純に自分の力量不足と休憩地帯が欲しかったので、ここは敢えて雑な編集を心がけました。
あとここの画質が死ぬほど良いのはStable Diffusionでアプコンしてるおかげ。
というか画像ファイルは基本的にアプコンしてるので、下手すると全部の画像が2000px以上あるデケえファイルで構成されてるから、ここの文字がクソ画質悪いのが映えるんだよな。いいよねこれ俺もそう思う
そしてここで、作品全体を通してのテンションの上下を
3 > 1~2 > 3~4 > 5 > 4
という1~5の5段階で上下させることにしました。
あんまりテンション高めで突っ走ると疲れちゃうでしょ。
縦と横にボヨボヨするだけじゃなんかインパクトに欠けるな…せや!くるくる回したろw
3 | 1番後半
シルエットにして色を分けることでキャラを区別しつつ、場面転換を演出。
元々ここは1拍置く感じの、間が光る場所だったので活かす。
原曲リスペクト。
そして個人的ここすきポイント。
デカすぎ感を出したかったので、文字をでっかくしてフォントも太くしました。
ここのユウカの動きはNYD2021リスペクト。
文字はフォニイのハッキリスペクトを意識しました。
ハッキリスペクト、伝えたい文字情報をシンプルかつ完結に確実に伝えられるので本当におすすめです。
さすがは地上波字幕。
安っぽすぎるグラデーション
元々グラデーションは無くただの白いテキストだったのですが、少し画面が寂しいな~と思ってクソ雑魚グラデーションを採用しました。
改めて見てもグラデーションが安っぽすぎてマジで良い
4 | サビ
イキスギィ!
サビの文字の動きは基本NYDリスペクトで構成されてます。
今見ると、文字全体を斜めにしても良かったですね。
枕が
全部文字を紺色にしてしまうと画面が単調すぎる…
でも全部赤ってのも違う…じゃあどこか色変えるか…?
その結果出来たのがこの配色です。
結構気に入ってます。
デカすぎます!
迫 真 ク ソ デ カ フ ォ ン ト
デカすぎんだろ
こんなにデカいって訴えてるってことは、相当デカいんだろうな…せや!
なんだかんだ結構気に入ってるカットです。
アリス、知ってます!
流線を上下に配置しつつ、アリスの後ろに電流が走ってます。
ついでにアリスも少し左に動いてるんですよね。
綺麗に切り抜くのがちょっとめんどくさかったので大まかにキャラ立ち絵を切り抜いて境界をぼかしてます。
別のコンポジションでカットイン演出を作り、マスクで切って配置してます。
「淫夢」流行ってるって
ここも一応NYDリスペクトのつもり。
まあ、それっぽいと言われれば…それっぽい?
ケツマンコ弄りで 交 尾 を 体 現
ここは弁財天さんからリスペクト先の指定が入りました。
リスペクト先の指定があれば、あとは再現するだけなので簡単ですね。
それでは、先生!いきましょう!
真ん中の文字だけだと寂しいので、動画素材の下に線字を入れることで情報量を増やす作戦。
けっこう上手くいったので満足。
ちなみに文字が無いとこんな感じ。
結構寂しくなっちゃうね
イキスギオ~ン!
お察しの通り、リスペクトはNYD。
5 | アウトロ
もうアウトロの話ですか…早いね。
まあそうは言ってもあんまり書けることも無いんですが。
元々このシーンは特にセリフの文字を入れる予定は無かったのですが、弁財天さんに完成.mp4送った後に
「なんかここ、画面が寂しいな~」
と僕が言い出したので修正させてもらった感じです。
初期案では、ハッキリスペクトの代わりにナユタン星人さんっぽいやつを入れようとしていたのですが、ハッキリスペクトの収まりの良さに負けてハッキリスペクトになりました。
ちなみに一度も直接的な淫夢素材が出てきてないのは意図的なものです
動画制作に関して話せそうなことは以上です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
制作環境
映像編集者を本気で目指しているのでそれなりの環境を揃えてるつもりです。
ストレージをSSDに強化すればもっと快適になるはずなんだ…
デスクトップPC
CPU:intel core i7 13700F
メモリ:64GB
グラボ:RTX3060
モニターx3
FHDのモニターx3
制作費用:0円(PC、モニター、ソフト、プラグイン代を除く)